【御殿場市版】
不動産(空き家・実家)売却マニュアル　
基礎知識と手続きの流れとコツ

ここでは、初心者が最低限押さえておきたい不動産売却の最も基本的で重要な３つの知識について解説します。

不動産売却の方法は大きく2種類あります。
高く売りたい場合には「仲介（媒介）」、早く売りたい場合には「買取」が選ばれるのが一般的です。
※1「仲介（媒介）」とは不動産会社が売却物件の購入者を探し売買を仲介する事です。
※2「買取」とは不動産会社が売却物件を査定し買い取る事です。

【不動産売却の方法2種類】

※表は左右にスクロールして確認することができます。

不動産会社と結ぶ仲介（媒介）契約は大きく３種類あります。

を選ぶのが一般的です。

【仲介（媒介）契約3種類】

※表は左右にスクロールして確認することができます。

※レインズとは、不動産会社間で売却物件の情報を共有するための公的なネットワークです。

空き家・実家の売却には、主に以下の３つパターンがあります。
家の築年数や立地、売却に掛けられる時間的余裕等を鑑みて、合ったものを選びます。

〈空き家・実家の売却　3パターン〉

中古物件、もしくは古家付き土地として売る

中古物件と古家の違いは、「建物に経済的な価値があるかどうか」です。
おおむね法定耐用年数を目安として考えることが多く、木造戸建てなら例えば築20年を超えたあたりから、古家としての扱いになる傾向です。

建物を取り壊さずに売れるので、解体費用が掛からず、売却活動がしやすいことがメリットです。

更地にして売る

空き家・実家の傷みが酷い場合は家を解体し更地にした状態の方が買い手がつきやすい場合があります。

買い取ってもらう

不動産会社に買い取ってもらえば、仲介では買い手がつくまで時間のかかる空き家でも、すぐに手放すことが可能になります。
買取してくれるかどうかはやはり立地次第で、加えて売却価格は低くなりますが、すぐに換金できるところが魅力です。

不動産売却にかかる税金・費用はいくつかありますが、利益が出た場合にのみかかる「譲渡所得税・復興所得税・住民税」が最も重い負担になりがちです。

【不動産売却にかかる税金・費用　一覧】

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税率に関しては、復興特別所得税以外は2種類の税率が設定されており、長期保有した物件の売却は税金が安くなるように設定されています。

「長期の定義」
譲渡した年の1月1日現在の所有期間が5年を超えているもの
（親が所有していた期間も含む）

「短期の定義」
譲渡した年の1月1日現在の所有期間が5年以下
（親が所有していた期間も含む）

【譲渡所得税、復興特別所得税、住民税の税率まとめ】

※表は左右にスクロールして確認することができます。

引用：国税庁　短期譲渡所得の税額の計算
国税庁　No.3208 長期譲渡所得の税額の計算

現在お住まいのマイホームを売る場合は、手厚い控除・特例が設定されていて優位です。相続した空き家で使えるものも併せて、使いやすい順に並べて紹介いたします。

【不動産を売却した時に使える控除・特例】

※表は左右にスクロールして確認することができます。

不動産売却は以下のような流れに沿って行われます。

かかる期間はトータルで、短くて約4か月、長くて1年程度です。

売主様のご希望に出来る限り沿いつつ、約1週間で公正な価格を算出致します。

査定価格にご満足いただけましたら、ご契約となります。
必要書類に関しては、本人確認書類を含めご自身でご用意いただくものと、市役所・法務局で取り寄せていただくものがあります。

査定の依頼を頂いてから契約の締結まで、およそ1～2週間ほどかかる傾向です。

不動産会社が用意する物件状況報告書と付帯設備表に記入し、業者ネットワークに売主様の物件の情報を流して、より好条件の買い手が見つかるようにしてもらいます。

居住しながら売却をする場合には、売主が内覧の対応をします。
その際水回りを重点的にクリーニングしていると好印象です。自分でしても、ハウスクリーニングを利用してもよいでしょう。

買主から買い付けの申し込みが入ったら、不動産会社と一緒に重要事項説明書と売買契約書について「間違いがないか」「記入が漏れているところはないか」の確認をします。

そのあと、改めて買主と買主側の不動産会社とも立ち会いのもと、もう一度重要事項説明の読み合わせを行い、問題がなければ売買契約書の締結を行います。

売却活動開始から売買契約締結までは、大体3～6ヵ月程度かかります。

なお、この際、手付金として仲介手数料の半金を払う場合もあります。

全て手続きが終わったら、買主に鍵と書類の引き渡しをします。
決済・引き渡しには2週間～1ヵ月程度かかります。

確定申告は売却の翌年、2月中旬から3月中旬の間に行います。

書類をそろえたら税務署にて手続きをします。複雑な手続きになるため、税理士に依頼してもよいでしょう。

現在、御殿場市の不動産の売却相場は、種類別に大体以下のようになっています。

【御殿場市の不動産の売却相場　種類別】

御殿場市の不動産（空き家・実家等）売却相場の概況

2023年の御殿場市の不動産（空き家・実家）の価格は2022年に比べ大幅に下落しています。
しかし地価は横ばい～緩やかな下降傾向ですので、取引されたものの面積が小さかったことや駅から遠かったこと、またデータ取得期間が年間でみた時取引額が低い傾向にある期間だったことも要因として考えられます。

特に中心エリアである御殿場駅周辺の国道138号道路沿いなどは商店も多数存在し、利便性も高いことから需要も多いです。
御殿場市は１世帯に1台以上の車を保有している、車が必須なエリアであるため駅から多少遠くても駐車スペースのある戸建てや広い土地が売れやすい傾向にあります。

御殿場市では人口減少に伴い、空き家や空き地が増加しており、都市のスポンジ化が進行しているのが問題です。
それに対し市では空き家バンク※を実施したり相談窓口を設けたりするなどの対策をしています。

参照：静岡県 令和４年自動車保有台数「統計表」
※詳細はこちら：御殿場市役所 建築住宅課 空き家バンク

詳しくはこちら:【2024年版 総合】御殿場市 不動産売却の動向と予測

信頼性のできる担当者のいる不動産会社を選ぶ

不動産を売却する際、最も重要なポイントは信頼できる不動産業者や担当者を見極めることです。
適切な査定を行ってくれることをはじめとして、売り出し戦略や宣伝活動、契約交渉等のプロセスの中で、信頼と実績のある業者は貴重なアドバイスを提供してくれ、最終的に納得のいく取引に導いてくれます。

担当者と相談していく上で、売却の背景や起こりうる問題を正しく理解し、最適なアドバイスを提供してくれる担当者のいる不動産会社を選びましょう。

株式会社アイマチは、御殿場市で37年間育ってきた代表がすべての対応をしています。
スピード重視であるだけでなく、お客様ひとりひとりに合わせた柔軟なやりとりで、より信頼のおける不動産会社を目指しています。
アイマチの公式サイトはこちら

地域特化型で地域の特徴を熟知している不動産業者を選ぶ

不動産売却を成功させるには、その地域の市場に精通した地域密着型の不動産会社を選ぶことが重要です。
こうした会社は、エリア特有の販売動向を把握し、適切な価格設定で最適な売り出し方を提案してくれます。

同じ御殿場市内でも、エリアによってニーズは違います。
市の中心部である御殿場地域と田園地帯の中に集落が形成されている高根地域では売り出し方も大きく変わるため、地元により詳しい専門的な知識とサポートを活用することが賢明な選択と言えるでしょう。

地域密着型の不動産会社では地元のネットワークを駆使し、買い手を効率的に見つけ出す力があり、地域に根差した細やかなサービスを提供できるのが特長です。

空き家バンクの活用も視野に入れて考える

御殿場市では空き家バンクを実施しています。
空き家バンクとは使用されていない家屋の情報を集め、それらを買いたい人や借りたい人に提供し、空き家の活用を支援するものです。

空き家バンクは、市場で売却が難しい物件でも登録が可能で、上手くいけば売却以外の利用方法を見つけることができたり、賃貸に出したりすることもできます。

しかし、物件を確実に処分したい場合は、買取を保証する不動産業者への相談が適していると言えます。

詳細はこちら：御殿場市役所 建築住宅課 空き家バンク

御殿場市の不動産売却事例についてご紹介いたします。

詳しくはこちら

不動産売却の流れは6段階に分けられ、それぞれの段階で必要な書類が異なります。
流れに沿って、必要な主要書類と取得できる場所を一覧で表にまとめました。

【不動産売却の流れと主要な必要書類、取得できる場所　一覧】

※表は左右にスクロールして確認することができます。

※なお、上記必要書類は場合によって異なり、基本的には不動産会社が都度教えてくれます。

御殿場市で不動産の売却や確定申告を行う際に必要な書類の入手先・連絡先を掲載します。

市役所

【御殿場市役所】
〒412-8601 静岡県御殿場市萩原483番地
電話番号： 0550-83-1212(代)

HP： https://www.city.gotemba.lg.jp/

法務局

【御殿場法務局証明サービスセンター（御殿場市役所内）】
〒412-8601 静岡県御殿場市萩原483番地
電話番号： 055-923-1201(静岡地方法務局沼津支局)

HP：https://houmukyoku.moj.go.jp/shizuoka/table/shikyokutou/all/gotennba.html

税務署

【沼津税務署】
〒410-8686 沼津市米山町3番30号
電話番号：055-922-1560（代表電話番号）

HP：https://www.nta.go.jp/about/organization/nagoya/location/shizuoka/numazu/index.htm

空き家（実家）を相続で所有した場合のおすすめの活用方法を3つご紹介いたします。

【御殿場市で相続した実家・空き家のおすすめ活用方法3つ】

※表は左右にスクロールして確認することができます。

詳しくはこちら: 【御殿場市版】相続した実家・空き家のおすすめ活用方法３つ

御殿場市で空き家の処分に困ったときの代表的な相談先を掲載します。

不動産会社

株式会社アイマチは御殿場市で生まれ育った代表が地域密着型ですべての取引に対応し、御殿場エリアの相続物件について豊富な知識と経験を有していることが特徴です。
残置物などがある空き家でもそのままの状態で買取が可能です。
加えて空き家を解体して、土地として売却する方法も提案しています。

株式会社アイマチ

〒412-0045　静岡県御殿場市川島田1557‐2
電話：0550-75-7794
営業時間：10:00～18:00
定休：水曜日

HP：https://www.aimachi.co.jp/souzoku/

公共機関

御殿場市役所では「空き家の相談窓口」として空き家についてお困りのことをいくつかの窓口で相談を受け付けています。相談先が分からない場合はまずは建築住宅課を訪ねましょう。

【御殿場市役所　建築住宅課】

〒412-8601 静岡県御殿場市萩原483番地
電話番号：0550-82-4229

HP： https://www.city.gotemba.lg.jp/gyousei/g-1/g-1-2/121.html